夏期講習 ココロと身体で小説を読む②
2015.09.10
今回は、中学1年生対象の夏期講習「ココロと身体で小説を読む」の3日目、4日目の様子をご報告します。
3日目、4日目の授業では撮った映像を逆再生できるアプリを使って活動しました。3日目にはアプリの使い方の説明をした後で、逆再生だからできるような映像(紙を上から落としたところを撮影して逆再生すると紙がふわふわと浮き上がるように見える、物を投げるところを撮影して逆再生すると物が手に吸い込まれるように見えるなど)を班ごと撮影しました。どのように撮影したら面白い表現になるのか、班ごとに話し合い工夫します。
3日目でアプリに慣れてもらったので、4日目にはいよいよ小説の一場面を逆再生の映像で表現する活動を行います。
逆再生した時にどのように見えるのかを班で話し合いながら、作品を構成していくだけでも意義深い活動だと思われますが、それに加えて今回は「逆再生だからできる表現を必ず取り入れる」という制約をつけました。
少し高いところから飛び降りたところを撮影して逆再生させることで、主人公が家から飛び出していく様子を表現した班があるなど、この制約をつけたことでかえって豊かな表現が生まれたように思います。
最後に班ごとに発表し、感想を述べ合いました。
写真や動画で小説を表現するためには、まず小説の深い理解が必要となるはずです。4回の授業でiPadを使いながら班ごとに色々と工夫して静止画や動画で小説を表現する中で、小説の世界に近づくことできたように思います。
最終回では教室に戻って全体のまとめをしました。その様子はまた次回ご報告します。